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同窓会会長挨拶

昨年11月1日の定期総会において次期会長に指名承認され、本年4月1日付で村上前会長から引継ぎ第10代会長に就任致しました。 皆様ご承知のように、本同窓会は昭和33年(1958年)に故中田常雄先生をはじめとする数多くの卒業生のご尽力により設立され、また平成25年(2013年)には秋山元会長や村上前会長を始めとする前役員の協力により中央大学学員会の支部となりました。 創設以来60年近い歴史に加え、より広い活動が期待出来る学員会の支部への加入を考えますと、歴代の同窓会会長及び役員、それを支えご支援頂いて来られた多くの卒業生皆様のご苦労に、あらためまして心から感謝を申し上げたいと思います。

さて、私達を取り巻く様々な環境は益々加速度的に変化して来ております。 同窓会の在り方も、旧来から陥りがちな卒業生(会員)の親睦を主とした集まりに留まらず、永年に渡って社会でご活躍されて来られた先輩諸氏や現役世代で活躍されている会員同士のネットワーク構築・拡大、更に会員予備軍である在校生に対する同窓会ならではの様々なサポートを通して、有機的な繋がりが持てる同窓会に更に育てて行きたいと考えております。 昭和24年(1949年)の工学部新設と同時に工業化学科として発足以来、その卒業生数は現在10,000名に達しようとしています。 この70年近い間に、多くの卒業生が国内外の各界で活躍されてきており、その無数の経験は理工学部応用化学科卒業生の宝物と言っても過言ではありません。 会員相互のネットワークを広げ親交を暖め、この中から新たな交友関係やビジネスパートナーが出来たり、或いは学問研究において共同研究などが始まるのは、大変素敵なことではないでしょうか。 そのような同窓会の姿を夢描いております。

総会や幹事会、村上前会長が始められた理工白門祭時の講演会を始め、同窓会運営に関わる多くの事は今後も継続して参ります。 更に会員増加活動にも積極的に力を入れて参ります。 卒業生の入会率を上げ、また会報購読者数も増加させなければ、今後の同窓会活動の根幹を揺るがし兼ねない問題になることは想像に難くありません。 現会員の皆様におかれましては、同窓の知り合い、或いは同級生・先輩・後輩で同窓会に入会されていない方や会報を購読されていない方がいらっしゃいましたら、是非とも積極的にお声を掛けて頂き、会員数並びに会報の購読者数の増加にご協力に頂ければ幸いでございます。


第10代 同窓会会長 内海順夫