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固体化学研究室の研究設備・装置 Techniques

試料の作製に関するもの

ボールミル
セラミックスのボールと原料粉末、分散媒をポットに入れ、回転させることで混合・粉砕を行います。少量の場合は乳鉢を使っていますが、まとまった量の試料を作製するときには便利です。
遊星ボールミル
ポットを自転・公転させることで通常のボールミルより強力な粉砕を行える装置です。試料の微粉化やメカニカルアロイングに威力を発揮します。
ロータリーエバポレーター
減圧下で加熱することで溶媒を速やかに蒸発させます。本研究室では、セラミックスのスラリーを乾燥させるのに使用しています。
高温雰囲気炉
カーボン製の発熱体を用いて試料を焼成する電気炉です。アルゴンや窒素雰囲気下で最高1800℃の焼成が可能です。主に窒化アルミニウムの焼結に使用しています。
箱型電気炉
試料の仮焼、酸化物の焼結など1000℃以下で熱処理を行うときに便利な炉です。小型のものが3台、中型と大型のものがそれぞれ1台ずつあります。
管状炉
アルミナ、石英などの炉心管を挿入し、ガスを流しながら熱処理できます。炭化ケイ素製の発熱体を用いた炉と、ランタンクロマイト製の発熱体を用いた炉が1台ずつあります。

試料の評価に関するもの

X線回折装置(XRD)
作製した試料の同定、結晶構造の解析に使用します。高温測定用のアタッチメントが付属しており、加熱しながら測定を行うこともできます。セラミックスの評価には欠くことのできない装置です。
走査型電子顕微鏡(SEM)
細く絞った電子線を試料に当てて走査することで微構造を観察する装置です。光学顕微鏡よりはるかに高い倍率(数千倍以上)で観察することができます。
超伝導特性評価装置
室温~12Kまでの温度で電気抵抗率を測定できます。超伝導材料の評価に利用しています。
熱分析装置(TG-DTA)
温度を上昇させたときの試料の質量変化、吸発熱を調べることができます。イメージ炉(赤外線集中加熱炉)により最高で1000℃/minという超高速加熱が可能です。
熱伝導率評価装置
レーザーを試料に照射し、温度変化から試料の熱伝導率を測定する装置です。
熱電特性評価装置(自作)
室温における試料の導電率、ゼーベック係数(温度差をつけたときに発生する電圧)を測定する装置です。

その他

サーバー
研究室内独自のメールの送受信、ファイル・プリンタの共有などさまざまなサービスを提供しています。24時間稼動しており、研究活動を影で支えています。