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固体化学研究室の研究内容 Research Contents

本研究室では、優れた特性や新たな機能を持った無機固体材料の作製と評価を行っています。基礎から応用までの幅広い視野を持って研究を進めています。以下の4テーマが研究室の主要なテーマとなっています。

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CO2吸収セラミックスの合成・探索とCO2貯留(廃棄)に関する研究 CO2 Absorbents and CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)

今年(2016年)11月4日(金),温暖化対策の新枠組みを決めたパリ協定が発行されました。今回の協定では,アメリカと中国も参加しているので,本気で解決する必要があります。このような状況もあり,本研究室では今年度から,CO2の貯留(廃棄)についても研究を開始しました。非常に簡単な化学反応と水を利用してCO2を貯留する重要な研究です。

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超伝導材料の合成と評価 Superconductors

低温で電気抵抗が0になる超伝導材料の合成と評価は、リニアモーターカーや大電力の送電・貯蔵など新技術を実現するために必要不可欠です。当研究室では、新規な超伝導材料の合成を行うとともに超伝導特性の評価や結晶構造の解析など、超伝導の発現メカニズムを明らかにするための基礎的な研究を進めています。

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無機発光材料の探索と開発 Luminescence

すでに、硫化亜鉛 (ZnS系) やアルミン酸ストロンチウム (SrAl2O4系) が知られ、かつ販売されていますが、それら結晶構造と発光中心である希土類イオンの相関についてはほとんど知られていません。我々のグループでは、既存の発光材料の構造をRietveld法により調査し、発光特性と結晶構造の関係を明らかにする事で、得られた知見をベースに新規の発光材料の探索を進めています。

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窒化アルミニウム(AlN)の焼結 Aluminum Nitride

半導体デバイスの高性能化に伴い、発熱量の増大が問題となってきています。AlNセラミックスは半導体デバイスの放熱基板として優れた特性を持っていますが、作製に高温かつ長時間の焼結が必要です。当研究室では、AlNの低温焼結を実現する焼結助剤の探索など、作製プロセスの省エネルギー化を目指して研究を進めています。